世界初高速発電システム
						発電系に発生する渦電流は、磁気回路の磁気抵抗を上昇させるので、出力音声信号の過渡応答に影響し、結果として再生音質を変質させてしまいます。
						幸いな事に一対の対向する磁極面(N極、S極)に発生する渦電流は互いに位相が逆となる性質が有りますので、加工を施して消去する事が可能となります。
						しかし研究の結果、MCカートリッジの磁気回路には二対の渦電流発生磁極が有る事が判明しました、従って二対の渦電流をバランスして消去する必要が有ります。
						
						Premium OMEGAは、これらの弊害を解消するべく開発されたバランス型渦電流消去機構を搭載、磁気抵抗皆無の磁気回路により、音声信号の時間軸をピュアーに再現する事に成功しています。
						高速変換された左右2チャンネルの音声信号は、時間歪みを受ける事無くダイレクトに出力されますので、今まで経験した事も無い滑らかで有りながらレスポンスの早い自然な音声を初めて実現しました。
						アナログ・サウンドの情報量の奥深さを感じるまさに究極のMCカートリッジに到達しています。
						
						
新サスペンション・ワイアーの採用
						
						現在の技術革新により以前では考えられなかった新素材が次々と登場しています。細くとも強靱でありながら柔軟な線材もその1つです。
						MCカートリッジのサスペンション・ワイアーはカンチレバーを保持し、カンチレバーの回転振動の支点を位置づける線材ですが、従来よりピアノ線等の硬質金属線を使用するのが一般でした。
						
						Premium OMEGAはこのサスペンション・ワイアーに着目、硬質金属線に代わり新素材を初めて採用、各種新素材を検討、経時変化皆無、強靱で温度特性の良い最適素材を選定しています。トレース能力の向上、肌に染み込むような音感等の優れた改善により、Premium OMEGAの真のアナログ・サウンドを更により現実感の有るサウンドへと高めています。
						
						
ラピスラズリ バランス・ウエイト
						OMEGAシリーズの前面に固定された球体はカートリッジ・ボディのスウィート・スポットと振動系の重心を合致される為に
						配されたバランス・ウエイトです。素材の検討、試聴を積み重ねた結果、非金属、硬度5.0、比重2.5、径8mmの約1gmの
						ラピスラズリ球を最適な位置に固着、所期の条件を満たす最良のカートリッジ構成としています。
						
						
						
最高品位の発電コイル3種
						Premium OMEGAには世界的に見て現在得られる最高の音質を持つ線材を発電コイルに採用しています。銅、銀、金、それぞれの線材の経緯は、2002年3月、世界無二のクリスタル銅線を採用したAIRY-Xを発表。ビュアーな銅の結晶が規則正しく連結して構成した理想的なオーディオ線材です。銅線製造会社とクライオ処理会社のご協力の下、初めて具現化されました。
						AIRY-Sとして米国某社製5N銀線を、同年に発売、更にGタイプとして米国某社製24金線を2004年に発表。
						ダイナミックでワイドレンジな音質を持つ銀線、そしてとりわけ中音域の解像度と音の品位の優れた金線、そしてどんなミュージック・ソースにも対応するオールマイティーなクリスタル銅Xタイプ。それぞれの持つ超高品位な音質は、全ての音質評価において優れたもので、まさにパーフェクトな自然なサウンドを提供します。
						
						
高速再生磁気回路(高速再生エンジン)
						従来のエンジンに4Dシリーズにて初めて高速再生磁気回路を採用しました。
						磁気ギャップ内の磁気抵抗を皆無とする特殊な処理を施し、全帯域の信号に対して遅延なく、ストレートに高速発電する事が可能となっています。
						
						
サファイア・ターミナル・ボード
						非金属でダイアモンドに次ぐ硬質なサファイアをターミナル・ボードに採用。出力ターミナル・ピンを強固に 固定し、外部からのいかなる振動に対して揺るぎなく静的に保持します。
						
						
						
二積層アーマチュア
						N極ヨークに対向するアーマチュアとS極ヨークに対向するアーマチュアの二系統を積層する事により、各アーマチュアに発生する磁気誘導による渦電流を完全に消去。この静かなコイルボビンに巻かれたコイルから発電される音信号はまさにクリアー、応答性の高い全く色づきのない自然な再生音はリアル・ステレオ発電系と相まって比類のない三次元音場を再現してくれます。
						
						
						
18金ターミナル
						マイクロ・アンペア台の微小出力信号に対して、従来のメッキ層のあるターミナルでは異種金属間の電池効果により音の色付きが発生し易くなります。 OMEGAはサファイア・ターミナル・ボードに見合う最高品質のターミナルとしてムクの18金を採用しています。
						
						
						
							| Technical Data | 
								| Type | Moving Coil (Dynamic) “REAL STEREO” Generator System
 | 
							
								| Cryogenic Treatment | Temperature: -196 ℃ (-320оF) | 
							
								| Output Voltage | 0.24mV (3.54cm/sec, 1kHz) | 
							
								| Frequency Response ±1dB
 | 10 Hz - 100 kHz 20 Hz - 20 kHz
 | 
							
								| Channel Separation | > 30dB 〔 1kHz 〕 | 
							
								| Channel Balance | < 0.5dB 〔 1kHz 〕 | 
							
								| Recommended Tracking Force | 2.0gm 〔 20 ゜C-25 ゜C 〕 | 
							
								| Tracking Force Range | 1.7gm - 2.5gm | 
							
								| Trackablity | > 60μm | 
							
								| 
										| EQ Compliance | horizontal |  |  | vertical |  | 15×10-6cm/dyne 12×10-6cm/dyne
 | 
							
								| Internal Impedance | 4.0 Ω | 
							
								| Load Impedance | > 100Ω | 
							
								| 
										| Coil Wire | X type |  |  | S type |  |  | G type |  | 6N  Crystal  Copper φ.035mm/CRYO 5N Silver φ 0.035mm/CRYO
 5N Gold φ 0.035mm/CRYO
 | 
							
								| Cantilever Material | Boron solid φ 0.30mm | 
							
								| Stylus | Micro-Ridge Solid Diamond  0.07mm | 
							
								| Contact Radius, Life Time | 3μm×60μm,  2000Hour/2.0gm | 
							
								| Output Terminals | φ1.25mm 18 Karat Gold 〔 EIA 〕 | 
							
								| Terminal Board | Pure Sapphire Plate | 
							
								| Front Sub Weight | Lapis lazuli ball φ8mm, 1.2gm | 
							
								| Dimensions | W (Width) : 16.8mm L (Length)  Body / with Terminals : 25.0mm / 29.2mm
 H (Height) : 16.5mm
 | 
							
								| Net Weight | 6.7gm (TB2 attached) |